6.15民族共同委員会 平壌で北、南、海外委員長会議 |
「北南合意支持勢力の結集を」 【平壌発=呉陽希記者】北、南、海外3者による常設の統一運動機構である6.15共同宣言実践民族共同委員会(以下、6.15民族共同委員会)の委員長会議が3月25〜28日に平壌で行われた。 会議には6.15共同宣言実践北側委員会の安京浩委員長、南側委員会の金祥根常任代表、海外側委員会の郭東儀共同委員長が随行員らとともに参加した。 3者は26日の午前と午後に会議を行った。会議期間中には万景台、スク島革命史跡地をはじめとする平壌市内の各所と妙香山などを参観した。 会議では、6.15民族共同委員会が北南首脳合意を支持する勢力の連帯を強化し、汎民族的な統一運動で主導的な役割を果たしていくことが議論された。 出席者たちは、6.15民族共同委員会が今後も北南首脳合意を支持し、国の平和と統一を願う政党、団体をさらに幅広く網羅して、組織の力を高めていくことを確認し合った。 南朝鮮の李明博政権は、今回の会議に参加を予定していた南側委員会の一部メンバーの北側訪問を許可しなかった。6.15民族共同委員会は南側当局の措置を6.15支持勢力に対する迫害、弾圧と見なし、対抗策を講じていくことにした。 また日本の歴史わい曲と独島強奪、朝鮮への敵対行為、在日同胞に対する弾圧を阻止するためのたたかいを民族共同で展開していくことで一致した。 会議では、今年6月15日から10月4日までを「6.15共同宣言と10.4宣言履行のための運動期間」に定め、北南共同宣言を守り履行するためのさまざまな大衆運動を集中的に展開することが決定された。 一方、「6.15共同宣言と10.4宣言履行のための運動期間」の活動状況に対する総括と、来年の6.15共同宣言発表10周年に向けた運動の方向性を協議するため、6.15民族共同委員会の会議を今年の10月、または3者が合意する適切な時期に行うことにした。 郭東儀・海外側委員会共同委員長は会議終了後、今回の会議について「北南関係が最悪の状況に陥った中で開催されたこと自体に意義がある」と評価した。また、6.15民族共同委員会の活動について「現在の危機を克服するためにどのような活動を展開していくべきかを真しに考え、それを果敢に実践していくことが求められている」と述べた。 [朝鮮新報 2009.4.1] |