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朝鮮外務省スポークスマン スーダン大統領逮捕状は自主権侵害

 朝鮮外務省スポークスマンは、国際刑事裁判所(ICC)が4日、スーダンのダルフール地域で反人倫犯罪と戦争犯罪を働いたとの容疑で同国のバシル大統領に対する逮捕状を発給したのと関連して8日、朝鮮中央通信社記者の質問に答えた。

 スポークスマンは、「スーダン人民の支持を受けて合法的に選出された国家首班を逮捕するというのは、主権国家の自主権に対する前代未聞の乱暴な侵害」であるとの見方を示し、ICCの逮捕状発給措置が「国際社会の深い憂慮をかき立てている」と指摘した。

 また、ダルフール問題は「スーダンの内部問題」であって、「外部勢力が干渉してその国の人民の尊厳を踏みにじる方法で解決される問題ではない」と述べた。

 スポークスマンは「主権国家の国権を無視し、そのうえに君臨して内政に意のままに干渉しようとする超国家的な行為は、かえって国際関係の安定を破壊して世界の平和をかく乱させるだけ」だとしたうえで、ダルフール問題が「スーダン人民の自主権を尊重する原則に立って平和的な方法で解決されるべき」だと主張した。(朝鮮通信)

[朝鮮新報 2009.3.11]