市民のための平壌交通網を改善 |
万景台−平壌駅区間の路盤改修 路面電車や公共バスなど、平壌市の交通網を改善するための事業が活発に行われている。 2008年5月から行われてきた万景台−平壌駅第1段階路面電車路盤改良補修工事が完了し、12月24日から一部区間で電車の運行が再開された(写真)。路面電車は、平壌市民たちの重要な交通手段として利用されている。 全長22キロの万景台−平壌間路面電車の路盤は92年に初めて敷設された。 改良補修工事は、平壌の交通条件を改善し、市民の便宜を図ることが目的。第1段階は平壌駅からチョンイム橋までの約15キロ区間だ。平壌駅から万景台区域入り口区間の道路センターラインに敷かれていた路面電車路盤を歩道側に移動して、老朽化したレールを取り替えた。また新しい路盤の完工に際して20台の路面電車を新たに導入した。 改修後の初運行を担当したリ・ミョンイル運転士(37)は、「とても感慨深い。市民たちの生活に不便がないよう自らの任務を責任持って遂行していきたい」と決意を語った。 この日、朝一番の路面電車に乗ったチョン・ユンヒさん(42)は、「誰よりも早く一新された区間を通って見たかった」と話した。 一方、光復通り入り口(チョンイム橋)から万景台(松山駅)までが対象となる第2段階工事は、今年の春に開始される予定だ。 チョン・キョンス平壌市旅客運輸連合企業所支配人(49)によると、平壌市旅客運輸連合企業所は今年、事業活性化に向けた一連の計画を練っている。 そのひとつがトロリーバス速度コントロールシステムの開発導入だ。また、バス修理工場に新たな生産工程を構築して中型バス及び貨物トラックを組立生産する計画だ。【平壌支局】 [朝鮮新報 2009.1.14] |