城北初級創立50周年 年間を通じて祝賀 |
800人が集う
城北朝鮮初級学校創立50周年記念式典と祝賀宴が1日、同校で行われた。総連中央の梁玉出教育局長と総連大阪府本部の夫永旭委員長、同校の姜賢校長をはじめとする活動家と学父母、卒業生と同胞ら、村上ふみよし衆議院議員(民主党)をはじめとする日本人ら約800人が参加した。 記念式典では梁玉出局長が朝鮮教育省から送られてきた祝電を朗読したのに続き、夫永旭委員長があいさつ。同校が歩んできた50年の足跡は、民族教育を守り発展させてきた1世、2世のたたかいの歴史だと述べながら、創立50周年を機に民族教育と学校事業をさらに強化、発展させていこうと訴えた。 続いて、学校創立50周年実行委員会の李忠男委員長が事業報告を行った。 昨年11月に発足した同実行委員会では、6月のチャリティーゴルフコンペを皮切りに教育講演会や納涼大会、運動会など年間を通じてイベントを催し、創立50周年を盛り上げてきた。
とくに、創立50周年を機に学校運営を正常化し、子どもたちによりよい教育環境を提供しようという目的で、「学校創立50周年記念祝賀協力金」事業を1500万円を目標に展開。総連支部と商工会、朝青、女性同盟、青商会などすべての団体と力を合わせ、目標以上の金額を集め、スクールバスの購入や講堂の改修工事のほか、最新型プロジェクターと100インチスクリーン、幼児用フラワーテーブルやターンテーブルなどの教育資材の購入にあてた。
記念式典では、姜賢校長の報告に続き、来ひんのあいさつ、歴代校長と教育会会長の紹介と花束贈呈、総連河北支部枚方分会からの祝賀金伝達などが行われたほか、生徒と園児による公演が行われた。 講堂に場所を移して行われた祝賀宴では、各代表たちのあいさつや大阪吹奏楽団の合奏、大阪朝鮮歌舞団の公演などが披露された。 10月10日に結成集会を同校で行った「城北ハッキョを支える会」の大村淳代表は、あらゆる困難を乗り越えて学校を建てた在日朝鮮人1世に対する尊敬の念を禁じえないと述べながら、在日朝鮮人にとってはもちろん、日本人にとっても朝鮮学校は大切な存在であり、できるかぎりの支援活動を積極的に行っていきたいと力強く語った。 参加者たちは、これからも学校を守り、さらに発展させていくために頑張っていく決意を新たにしていた。(松) [朝鮮新報 2009.11.9] |