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名古屋「にっぽんど真ん中祭り」に愛知朝鮮学園がゲスト出演

喝采の中、朝鮮舞踊を披露

 第11回にっぽんど真ん中祭り(主催=財団法人にっぽんど真ん中祭り文化財団)が8月28〜30日、愛知県名古屋市で行われた。同胞舞踊家、生徒らで構成された愛知朝鮮学園「ハナ」がゲストとして初出演(写真)。民族舞踊を披露し、朝・日の草の根交流に一役買った。

 「ど真ん中祭り」は、「感動を発信したい」と名古屋の学生を中心に99年に始まった。現在は各地から210チーム、老若男女2万3千人の踊り手が参加する大会へと成長を遂げており、観客動員数は197万人を記録している。

 今回の「ハナ」ゲスト出場は、朝鮮学校を支援する愛知県議会議員が主催者側に推薦し実現したもの。オファーを受けた学園側は、朝鮮学校を宣伝する良い機会になればと快く受諾した。

 「ハナ」は、愛知朝鮮中高級学校中級部、高級部舞踊部、東海文芸同舞踊部、「舞姫」舞踊教室生徒の82人で構成された。

 最終日の30日に登場し、ナディアパーク矢場公園会場、久屋大通公園会場では舞台形式で、名古屋駅前会場ではパレード形式で朝鮮舞踊を披露した。華やかで優雅な踊りを披露した公演は同胞のみならず、多くの日本市民からも喝采を浴びた。出演者を陰ながら支えた愛知中高オモニ会の役員たちは、「大きな反響があった。民族教育の素晴らしさを再確認できた」と口をそろえた。

 チームの振り付けを受け持った文芸同東海舞踊部・尹麻由副部長は、「初級部1年の生徒から30代までの舞踊家たちがひとつになって、舞踊を披露できたことに全員が大きな喜びを感じている」と語った。

 金美華さん(愛知中高高級部舞踊部部長、3年)は、「舞踊の素晴らしさを伝えるために夏休みの間、がんばって準備した甲斐があった」と述べ、踊りながら感じた温かい視線と拍手に、心を開くことで友好の輪が広がっていくことを実感したと話した。

 李麗花さん(愛知中高中級部舞踊部部長、3年)は、「このような舞台を作ってくれた人たちへの感謝の気持ちでいっぱい。学校が素晴らしいところだということを、自分たちの手でアピールしていくことも大事だと思った」と語った。

 「ハナ」関係者は、次回はゲストではなく正式にエントリーし、各地のチームとパフォーマンスを競ってみたいと話した。(鄭尚丘記者)

[朝鮮新報 2009.9.28]