組織をあげてバックアップ 九州中高寄宿舎の生徒たち |
九州朝鮮中高級学校の寄宿舎では現在、10人(中1=3人、中2=1人、高1=2人、高2=3人、高3=1人)の生徒たちが暮らしている。 同校では、生徒たちを本当の子どもたちのように育てるとともに福岡地域の総連組織をあげてバックアップしている。また、九州と山口の総連本部でも寄宿舎で暮らす生徒たちをバックアップすることを重要なこととしてとらえ、積極的に支援している。 6月6日、九州の総連本部委員長たちと総連山口本部の委員長が同校を訪問し、100キロの米と金一封を寄贈。朝青八幡支部では7月23日、生徒たちのためにスポーツ大会を開催し、楽しいひと時を過ごした。 一方、寄宿舎に子どもを送っている父母たちも支援を惜しまない。 父母たちは機会があるごとに寄宿舎を訪れてさまざまな支援を行っている。7月19日早朝には寄宿舎前の道の草刈りと寄宿舎内の大掃除を行った。草刈りと大掃除には、教員や通学生のオモニたちも合流。作業が終わった後にはホルモン鍋を囲んで学校や子育てについて話し合った。 九州青商会ではここ数年、寄宿舎の生徒たちのために毎年、食事会を催している。今年は8月31日に行われ、会長をはじめとする役員たちが寄宿舎を訪問し、焼肉とケーキをプレゼントした。
市民団体も
「鹿児島県出水市日朝友好協会」のメンバーら28人が8月29日、九州中高を訪問した。今回の訪問は、総連鹿児島県本部が地道に行ってきた対外活動により実現したもの。
寄宿舎で暮らす鹿児島県出身の4人の生徒たちはすべて出水市出身で、総連鹿児島県本部と同胞たちは寄宿舎で暮らす生徒たちのための教育助成金を獲得するための活動を、日朝友好促進事業の重要な活動ととらえている。また、福岡朝鮮学園理事会と九州中高でも、総連鹿児島県本部の協力のもと、出水市教育長との面談や学校訪問に関する要請活動を行っており、今回の訪問には出水市の教育関係者も同行した。
一行は、鹿児島出身の生徒たちから花束を贈呈された後、学校の沿革を聞いて授業を参観した。 寄宿舎に20キロの米を寄贈した一行は、食堂で昼食をとった。 朝鮮学校の授業風景を初めて参観した一行は、生徒たちの明るい表情に感動し、同日夕に行われた北九州アリラン夏祭りにも参加。民族教育を中心に団結した同胞たちと多くの日本人士たちの姿に驚きを禁じえなかった。【九州中高】 [朝鮮新報 2009.9.14] |