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朝鮮学校の処遇改善のため頑張ろう 千葉地区日朝女性交流会が総会

教育長に要望書を手渡すメンバー

 千葉地区日朝女性交流会第8回総会が2日、行われた。

 総会では、交流会のメンバーである千葉市の女性議員たちが「最近の活動環境には厳しい部分もあるが、私たちは正しいことをしている。朝鮮の子どもだけが差別されるという悲しい状況がこれ以上続いてはならない。子どもの問題だからとにもかくにも行動しなければならない」と口をそろえた。

 総会では、交流会名義で千葉朝鮮初中級学校に10万円を寄贈することが決まった。

 千葉地区日朝女性交流会は、千葉市の女性議員11人と女性同盟千葉支部、分会の代表たちにより2002年に結成された。これまで千葉初中への支援活動とさまざまな宣伝活動を地道に行ってきた。

 現在では、正規会員35人、賛助会員30人にまで拡大し、同校を支援する力強い団体となっている。

総会の様子

 交流会では毎年、千葉市教育委員会と市長あてに千葉初中の処遇改善を求める要望書を提出している。また、地域の女性たちに学校支援を広く呼びかけるため、メンバーの市議会議員たちの主催で学校見学会や朝鮮料理教室なども催している。

 学校創立60周年を迎えた2006年には基金を寄贈。昨年からは交流会の財政の一部を学校に寄贈している。

 交流会には自民党を除くすべての党の市議会議員たちが所属しており、千葉市の女性議員13人のうち、11人が所属しているという点でも市議会での影響力も強い。

 総会が行われた当日も、議員たちは千葉市教育長と面談して要望書を提出。千葉初中の現状に触れながら処遇改善を強く求めた。【女性同盟千葉】

[朝鮮新報 2009.9.28]