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10.4宣言2周年 愛知で講演会

統一後の同胞社会について、活発な意見が交わされた

 「ハナになったその日には」実行委員会主催の第3回企画セミナー「統一後のトンポ社会を描く」が11月21日、名古屋市のウィルあいちセミナールームで行われ、留学同東海地方本部のメンバーをはじめ25人が参加した。

 セミナーでは、実行委員による朝鮮分断の背景と統一運動の概略解説、南朝鮮出身の写真家・安世鴻氏による軍事境界線南側から北側を臨む写真の解説に続き、朝鮮大学校の任京河准教授が「外登証の国籍欄の統一表示について」講演し、活発な質疑応答が行われた。

 任准教授は、在日同胞が「潜在的二重国籍」に置かれている現状を踏まえ、10.4宣言(第8項目)実現のために、「統一表示」を在日朝鮮人の立場からの「統一発言」として主張していくべきだと述べた。

 会場からは、第8項目の精神に基づいて、北南政府が在日朝鮮人に「統一パスポート」を発給するよう求めていく提案もなされた。

 同実行委員会は昨年6月、6.15共同宣言8周年記念あいちトンポ文化祭を企画し、南から劇団「トッペギ」を招き、演劇「ハラボジの必統」公演を実現したメンバーたちで構成されている。セミナーは、「小さな統一」をつなげて行くための試みとして重ねられてきた。【「ハナになったその日には」実行委員会】

[朝鮮新報 2009.12.7]