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「認知症」テーマに医協学術報告会

医協学術報告会の参加者たち

 第32回在日本朝鮮人医学協会学術報告会が11月15日、兵庫県民会館で行われた。医協中央の李大国会長をはじめ各地の会員と同胞医療関係者、学生ら230人が参加した。

 分科会では医科、歯科、薬学、看護、鍼灸、柔整、介護、学校保健の分野から30篇の論文が発表された。

 全体会議では「支えよう。認知症の『いのち』と『くらし』」をテーマにシンポジウムが行われた。

 シンポでは、「はやしやまクリニック希望の家」の梁勝則院長が認知症について概説し、最新治療法に基づいて患者と接するうえでの基本的な方法について語った。また、精神科医、看護士、介護支援専門員、患者家族の立場から、患者と接する過程で得た経験や教訓などが紹介された。同胞患者の場合、朝鮮の言葉や食べ物、歌が症状を好転させたという興味深い報告もあった。

[朝鮮新報 2009.12.7]