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30年間続けてきた「いちょうの木のつどい」 女性同盟神奈川県本部と市民団体が共催で

朝鮮統一、朝・日国交正常化願い

交流と親ぼくを深めた参加者たち

 「いちょうの木のつどい」が17日、横浜市根岸森林公園で行われ、41人が参加した。

 1972年、社会党全国活動家婦人訪朝団の一員として平壌を訪問した加藤栄さんが、招待所で拾った銀杏を持ち帰り、自宅で3年間栽培したものを当時の飛鳥田一雄・横浜市長に日朝友好の印として贈った。市は79年にそのうちの3本を「モランボンのイチョウの木」と名付けて根岸森林公園に植えた。

 「いちょうの木のつどい」はそれ以来、「神奈川日朝婦人懇談会」と女性同盟神奈川県本部が30年間、朝鮮の平和的統一と朝・日親善の願いを込めて共催してきた。

 つどいでは、3本の木に追肥をした後、加藤栄さんの話と女性同盟本部からの最近の朝鮮を取り巻く情勢に関する話があった。

 参加者たちは記念写真を撮った後、女性同盟が準備した朝鮮料理を食べながら、30年間の歩みを振り返り、イチョウの木の下で朝鮮の統一と朝・日国交正常化を祝って乾杯した。

 集いには、神奈川朝鮮中高級学校中級部の生徒たちも参加し、イチョウの木にまつわる話を聞き、その思いを受け継いでいく決意と歌を披露した。【神奈川支局】

[朝鮮新報 2009.10.26]