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関東大震災 朝鮮人犠牲者を追悼 群馬・藤岡で同胞と日本人ら

犠牲者を追悼し、焼香する参加者たち

 関東大震災86周年に際し、朝鮮人犠牲者を追悼するための日朝友好連帯群馬県民会議と連合藤岡地協が共催した慰霊祭が9月5日、また日朝協会群馬県支部が主催した追悼集会と学習会が9月12日、群馬県藤岡市の成道寺でそれぞれ営まれた。日本市民と同胞らが参列した。

 県民会議の慰霊祭では、主催者を代表し猪上輝雄共同代表があいさつしたのに続き、総連群馬県本部の崔光林委員長と藤岡市長(代理)が追悼の辞を述べた。

 その後、総連と民団の同胞、日本市民らは焼香し、犠牲となった17人の朝鮮人を追悼した。

 また、参列者たちは高崎市倉賀野町の九品寺を訪れ、1人の朝鮮人犠牲者を追悼した。

 日朝協会の集会では、主催者代表、総連本部委員長、藤岡市長(代理)があいさつしたのに続き、永井正取会長が、当時朝鮮人が虐殺された「藤岡事件」の経緯について解説した。

 集会には、東京朝鮮人強制連行真相調査団の日朝両事務局長が参加。李一満・朝鮮人側事務局長が東京都目黒区の祐天寺、墨田区の東京都慰霊堂、八丈島と関連した強制連行や朝鮮人犠牲者の遺骨問題などの調査活動について報告した。

 参加者たちは「大震災や強制連行、在日朝鮮人問題について相互の関連の中で理解を深めることができた」などと感想を述べた。【西毛支局】

[朝鮮新報 2009.10.13]