名古屋で「寃死同胞慰霊碑」建立61周年、関東大震災86周年記念追慕祭 |
過去の清算成し遂げよう
名古屋市の覚王山日泰寺にある「寃死同胞慰霊碑」で、今年も建立日である9月1日に追慕祭が行われ、管理委員会の姜明求委員長や遺族をはじめとする75人が参加した。 今回の追慕祭には、1943年、広島県呉市に徴用され、1944年8月10日に「大宮島方面で戦死(戦没者の件通報)」したとされる故金振發氏の遺族たちが初めて参加した。 追慕祭では、愛知県へ強制連行されたり愛知県から南洋へ連行され犠牲となった81人の名前が読み上げられたのに続き、参加者たちが黙祷を捧げた。続いて、総選挙を終えたばかりの忙しい最中に駆け付けた近藤昭一・衆議院議員があいさつした。 近藤議員は、来年が日本が朝鮮を侵略して100年を迎える年であることに触れながら、政権交代のこの機会に今度こそ過去の清算を成し遂げたいと述べた。 追慕祭では、管理委員会委員長の報告、日泰寺住職による読経、愛知朝鮮中高級学校生徒たちの手紙の朗読、東海朝鮮歌舞団による語りと歌と舞踊「アリラン」が披露され、犠牲者を悼んだ。(「寃死同胞慰霊碑」管理委員会) [朝鮮新報 2009.9.14] |