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社協結成50周年 記念集会と学術報告会

祖国と同胞社会に捧げた半世紀

盛況だった「強盛大国建設と祖国統一の展望」をテーマにした分科の様子

 在日本朝鮮社会科学者協会(社協)の結成(1959年6月28日) 50周年を記念する集会と学術報告会が7月25日、朝鮮出版会館(東京都文京区白山)で行われた。総連中央の朴久好副議長兼宣伝広報局長、社協中央の金和孝会長と各地の会員、学者、学生らが参加した。

 集会ではまず、朝鮮の社会科学院から送られてきた祝電とビデオメッセージが紹介された。

 続いて、朴副議長があいさつを行った。

 朴副議長は、社協の結成によって在日朝鮮社会科学者たちは愛族愛国運動の道を歩むことができるようになり、社会科学の研究と宣伝活動を主体性をもって展開することができるようになったと指摘。研究、理論宣伝、学術交流などの活動を通じ祖国の発展と統一、在日朝鮮人運動に大きく貢献してきたと評価した。

 そして、今後もより多くの同胞社会科学者と連携を深め基層組織を強化し、新しい全盛期を切り開いていくことを確信すると述べた。

 次に、金和孝会長が社協の50年間の活動と成果について報告した。

 金会長は、異国の多くの困難のなか、祖国と同胞社会の発展のための研究活動に身を捧げた先代の社会科学者たち、それを現在受け継いで励む若手の学者たちに敬意を表した。

 そして、2012年を目指し在日朝鮮人運動を大きく発展させるうえで研究解明しなければならない理論実践的な課題があると指摘し、明確な研究成果をもって新たな一歩を踏み出していこうと呼びかけた。

 学術報告会「転換の時代と社会科学の役割」では、「強盛大国建設と祖国統一の展望」「正しい歴史認識と歴史教育の課題」「在日同胞社会と民族性」と題する3つの分科で発表と質疑応答が行われた。

 社協結成50周年に際し、共和国教授学職が金和孝会長に授与された。

[朝鮮新報 2009.8.12]