乾杯する新潟県青商会の新旧会長ら

　新潟県青商会第６回総会が６月２７日、同胞飲食店で開かれた。総連県本部の李柱�R委員長と青商会中央の姜泰龍会長をはじめとした青商会中央幹事たち、新潟県青商会の会員たち２５人が参加した。

　新潟県青商会の総会が開かれたのは４年ぶり。この間、新潟では家族交流行事や若い世代の食事会、ゴルフ大会などが行われてきた。毎年、新潟朝鮮初中級学校民族教育支援と朝・日友好親善のための「ミレフェスタ」も開いてきた。

　しかし、会員たちは同胞社会を取り巻く複雑な情勢、とくに日本当局による「万景峰９２」号の入港禁止措置と悪化する経済不況によって、同胞たちが元気を失っていることも痛切に感じていた。

　こうした状況で有志たちは、自分たちに民族性と相互扶助の精神を教えてくれた同胞社会への感謝の気持ちを再確認し、自分たちが立つべき位置、果たすべき役割について約１年半かけてじっくり話し合った。

　その結果、地域同胞社会を活性化させるには３０代の同胞青年たちが中心となって活躍し、そのために人を集め組織として確立させる必要がある、「今しかない」という結論に達した。

　総会では李常熙会長をはじめとした幹事らが選出された。李常熙会長は「みんなが子どもたちと自分自身、そして同胞社会の未来のために元気よく活動しよう」と熱く語った。

　李應基前会長も自らの経験と教訓、新しい幹事たちへの期待を表明。参加者全員が感想と決意を語った。

　新潟では、総会を準備する過程で分会事業についても３０代の同胞青年たちが中心になって議論するなど、若い世代が着実に力をつけてきている。【青商会中央】

［朝鮮新報 2009.7.8］