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西・港・大正 新春の集い 日朝友好 「大阪から全国へ」

 「2009年日朝友好西・港・大正新春の集い」が6日、大阪市内の天保山ホールで行われ、在日同胞と日本市民ら約200人が参加した。全港湾大阪支部、西、港、大正区の各平和人権連帯会議などの労組、市民団体と総連西大阪支部、女性同盟、商工会、朝青などが共催してきたこの集いは、すでに10回以上にわたって行われており、規模も毎年大きくなってきた。

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歌舞団の歌に合わせて踊る参加者ら

 集いの、オープニングでは西大阪朝鮮初級学校の生徒たちが舞踊を披露し、集い実行委員長の大野進・全港湾大阪支部委員長があいさつした。

 大野委員長は、2月のニューヨークフィル平壌公演や10月の「テロ支援国家」指定解除など、昨年の朝米関係は大きく進展したと述べながら、米国は単独主義から国際協調へと舵を切ろうとしていると指摘。その一方で、南の李明博政権はキャンドルデモに対する弾圧や「龍山惨事」など反動政治を展開し反北対決姿勢に固執しており、日本政府も数度にわたる「制裁」の延長や総連に対する強制捜索など、強硬姿勢を崩していないと述べながら、こんな時だからこそ団結していこうと強調した。

「がんばろう!」と実行委員のメンバー

 そのうえで、「日韓併合」から100年となる来年までに、過去を清算し日朝国交正常化を実現させなければならないと述べながら、平壌宣言の履行と6者会談9.19共同声明を支持し、朝鮮学校を支援することによって、日朝友好の流れを大阪から日本全国へと広げていこうと訴えた。

 「日朝国交正常化の早期実現を求める市民連帯・大阪」の有元幹明共同代表が来ひんを代表してあいさつし、日本と朝鮮は現在、とても不幸な関係にあり、この不幸な関係を解消するには国交正常化しかないと述べながら、日本の首相が署名した平壌宣言の履行を促すことは当然のことであると指摘。4月の訪朝団への参加を呼びかけながら、これからも国交正常化と西大阪初級を支援する「アプロハムケ」の活動をさらに積極的に展開していきたいと決意を語った。

女性同盟支部によるチャンゴ演奏

 集いでは、総連大阪府本部の金英哲宣伝広報部長が「新時代を迎えた朝米関係の現状と明るい展望」と題して講演したのに続き、「アプロハムケ」を支援するアピールと共同アピールが採択された。

 第2部では、総連西大阪支部の呉信浩委員長が乾杯の音頭をとり、全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部のメンバーによる関生太鼓と女性同盟西大阪支部のオモニたちによるチャンゴ、実行委員たちによる合唱が披露され、大阪朝鮮歌舞団の歌と踊りで大いに盛り上がった。

 集いの最後では、実行委員たちが舞台にあがり、「頑張ろう!」と力強く締めくくった。(李松鶴記者)

[朝鮮新報 2009.2.17]