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清涼飲料水−飲みすぎにはご用心!

 暑いとつい冷たいものに手が伸びてしまう。

 駅で、コンビニで、道端の自動販売機で、手軽に清涼飲料水が手に入るだけに、時には炭酸飲料を飲んでスカーッと気分を晴らしたいもの。でも、ちょっと待って。この中に一体どれくらいの砂糖が含まれているのだろう? と、調べてみることにした。

 清涼飲料水(約340ml)の砂糖量を調べたサイトによると、コカ・コーラには39グラム、ファンタオレンジには44グラム、サンキストオレンジには52グラムの砂糖が含まれていた。

 スティックシュガー(1袋=3グラム)に換算すると、それぞれ13〜17本分も含まれていることになる。

 ポカリ・スエットにも35グラムの砂糖が含まれるので、スポーツ飲料だからと安心できない。

 一気に13本分のスティックシュガーを飲み込むことはできない。それが、冷たさにごまかされて、こんなに甘い物をゴクゴク飲めてしまうのだからすごい。

 大人もさることながら子どもは甘い物が大好き。水代わりに清涼飲料水を飲んでいたのでは、虫歯になってしまうし、肥満など生活習慣病も心配だ。

 ちなみに「一石二鳥」を表す朝鮮のことわざに、「梨を食べて歯磨き」というのがあるが、由来は梨には多くの水分が含まれており、小石のようなザラザラした食感が、塩で歯を磨くような感覚と似ていることからそう言われたようだが、科学的な根拠はなく、梨を食べたからといって歯磨きをしないと痛い目にあう。

 甘いから悪いのではない。ただ、飲み過ぎはいけない。普段のどが渇いたときに飲むのは水かお茶。これが基本ということだ。(潤)

[朝鮮新報 2008.8.22]