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昨年10月4日の「北南関係の発展と平和・繁栄のための宣言」を具現化する作業が進んでいる ▼北南の赤十字社は5日、板門店連絡官接触を通じ、離散家族各20家族のビデオレターをテスト交換するとともに、四半期ごとの交換に必要な合意書を採択した。今後、金剛山で面会した離散家族らの映像を、10〜20分程度のCDやビデオテープにまとめ板門店を通じ交換するという ▼4日、開城で行われた北京オリンピック合同応援団に関する実務協議では、支援スタッフを含め総勢600人の合同応援団を構成し、300人ずつ2回に分けて派遣することが合意された。応援団は西海線鉄道で北京に向かい、開幕式と閉幕式にそれぞれ出席することなどが決められた ▼今年で10周年を迎える金剛山観光も順調で、昨年はとくに内金剛観光が人気だったとか。今年からは毘盧峰が新たにコースに含まれることから、昨年の35万人を上回る40万人の観光客が見込まれているという。昨年12月から始まった開城観光もさらなる活性化が期待されており、3月まで予約は埋まっている状態で年間12万人が訪れる見込みだ。5月から始まる予定の白頭山観光も、直行便の利用などにより好評が予想されている ▼日本では、大統領選挙での保守候補の勝利、政権交代によって10.4宣言が見直されるのではないかとの「観測」が飛び交っているが、6.15共同宣言後の大勢を変えることはもはやできない。なぜなら、日本がどう思おうとも、北、南、そして海外のすべての同胞が統一を望んでいるのだから。(国) [朝鮮新報 2008.2.6] |