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「労働新聞」「朝鮮人民軍」「青年前衛」の3紙は1日の共同社説で、「共和国創建60周年を迎える今年を祖国の歴史に刻まれる歴史的転換の年として輝かそう」というスローガンを掲げた。同時に、金日成主席生誕100周年を迎える2012年に、強盛大国の大門を開くための課題も示した ▼1990年代からの「苦難の行軍」・強行軍に打ち勝ち、朝鮮は経済面でも着実な成長を遂げている。また、6者会談に見られる朝米関係の進展や2回目となる北南首脳会談の実現など、朝鮮を取り巻く情勢はここ数年で大きく変わった。朝鮮に有利な情報が「遮断」されている日本ではわからないが、朝鮮は強盛大国に向けて着実に歩を進めている ▼一方、対朝鮮強硬策から脱却できない日本では、在日朝鮮人が「人質」となり、類を見ない弾圧が加えられた。安倍退陣後、その度数は下がったものの、本質的には何も変わっていない ▼メディアも同様で、「朝鮮の核申告」をうんぬんしながら、朝米関係ひいては6者会談の破たんを望んでやまないという本心をありありとさらけ出している。対朝鮮政策での米日の協調を喧伝しているが、両国間に大きな溝があることは昨年のそれぞれの朝鮮への対応を見ても明らかになっている ▼情勢の大きな流れが朝鮮に有利な方向へと進んでいることは事実。しかし、情勢がよくなるのをただ待つのではなく、それを一日も早く作り上げるために力を尽くすべきではないか。これまで続けてきた権利獲得のためのたたかいが、有利な情勢作りにもつながっている。(国) [朝鮮新報 2008.1.7] |