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第16回「イプニカップ」 生野初級が優勝

 第16回近畿地方初級部女子バレーボール大会「イプニカップ」が14、15日にかけて兵庫県立総合体育館で行われ、兵庫、大阪、和歌山の14校から約200人の選手たちが出場。約400人が観戦した。

 初日は予選リーグ、二日目は1部、2部に分かれてトーナメントが行われた。5月の大阪春季大会で1位の東大阪、2位の生野(写真)、兵庫春季大会で1位の西播、2位の西神戸には、シード権が与えられた。

 大会は初日から波乱の展開。予選リーグ1位をかけたたたかいで城北が西神戸を下した。その他、東大阪、神戸、尼崎、西播、泉州、和歌山、生野が1部に進出した。

 1部決勝トーナメント1回戦は、4試合中3試合がフルセットまでもつれる接戦となった。

 生野は1回戦で尼崎と対戦。第1セットを落とすも、効果的なサーブで勢いをつけ逆転勝ちした。準決勝では、今大会最高平均身長の東大阪と対戦。持ち味のレシーブ力で相手の攻撃に食らいつき見事、春季大会決勝の雪辱を果たした。

 予選リーグでシード校を破り勢いに乗る城北は、前回優勝の和歌山をフルセットの末に下し、準決勝ではシード校の西播に勝利。初の決勝進出を決めた。

 生野対城北の決勝戦は一進一退の攻防。みんなが声を掛け合い笑顔でプレーを続ける生野がペースをつかみ、21−17、21−19とストレートで勝利。今大会に照準を合わせつらい練習にも耐え抜いてきた生野の選手たち。優勝が決まった瞬間、笑顔は歓喜の涙に変わった。

 大会最優秀選手に送られる「イプニ賞」には、スピードがあり大きく変化するサーブを随所に決め、優勝に貢献した生野の主将・高悠美選手が輝いた。

 主将としての重圧から涙したこともあったという高選手は、「優勝を決めた瞬間は喜びの涙でした。先生やアボジ、オモニ、そしてバレー部のみんなに感謝している。これからもみんなで力を合わせて練習に取り組みます」と語った。

 1部3位は西播、4位は東大阪。2部1位は西神戸。【在日本朝鮮人バレーボール協会】

[朝鮮新報 2008.6.25]