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各地でスポーツ大会、運動会 楽しい汗を流す

●群馬

 総連結成53周年に際し、群馬体育協会と群馬朝鮮初中級学校が共催する「群馬同胞学生大運動会」が5月25日、群馬初中で行われた(写真)。約270人の同胞、生徒らが参加した。

 運動会は、民族教育のすばらしさと県下の若い世代をはじめとする幅広い同胞を集める大衆行事として、3月から準備が進められてきた。

 生徒らの入場行進に続き、安重根校長が開会の辞を述べた。運動会では、生徒らが出場する20競技と体操、就学前の子どもたちの競技、同胞らが参加する支部対抗競技などが行われた。支部対抗競技では、東毛支部が優勝した。

 参加者らは、たとえ情勢が厳しくても総連組織と学校を守り、「トンポアイネット拡大21」にさらに拍車をかけて民族性あふれる同胞社会を築いていく決意を新たにした。【群馬体協】

 ●東京・荒川

 「総連結成53周年記念第2回荒川同胞室内競技大会」が5月25日、東京朝鮮第1初中級学校で行われた(写真)。支部の同胞ら170余人が参加した。この日は当初、11年間続けられてきた荒川同胞大運動会が行われる予定だったが、昨年に続いて雨天により室内競技大会に変更して行われた。最近支部で開催する行事が、天気が悪い中で行われてきたこともあり、同胞たちは今回の行事に特別な関心を寄せていた。

 総連支部では、雨天により中止となった過去の教訓を生かし、昨年からは屋内でもスポーツ競技をすることで合意。晴れた場合と雨天の場合の両方に対処できるよう準備を進めてきた。その結果、当日は大盛況だった。

 大会で汗を流した参加者らは、焼肉をほおばりながら楽しいひと時を過ごした。

 参加者らは、7月に予定されている8.15夜会は「晴れた夜空の下でできることを信じている」と感想を述べた。【荒川分局】

●広島市南

 女性同盟広島県広島市南支部が主催する支部スポーツ大会が5月18日、広島朝鮮初中高級学校体育館で行われた(写真)。地域の同胞ら約40人が参加した。

 参加者らはバレーボールやバドミントンなどで楽しいひと時を過ごした。

 女性を対象にしたスポーツ大会や商工会が主催する「夫婦旅行」などの支部の行事はこれまでもあったが、今回のように女性同盟支部が主催して各団体のメンバーらが参加したスポーツ大会は初めて。地域同胞ネットワークのさらなる拡大につながるイベントとなった。

 総連支部の安義明副委員長と徐一九・県商工会副会長兼南地域商工会会長は「新しい世代の活気ある姿を見ることができて力が湧いてくる」「こうした集いを支えられるよう、さらにがんばりたい」と語った。

 参加者らは、「こうして同胞たちと一緒に汗を流すと気持ちいいし、親ぼくを深めることもできた」「それぞれ忙しいが、このような集いを催すことも大切」などと感想を述べた。

 女性同盟支部の白一先委員長をはじめとする同胞たちは、より多くの「器」を作り出して「家族のような温かい支部」にすることで、「トンポアイネット拡大21」をより積極的に展開すると決意を語った。【女性同盟広島】

●山口

 宇部朝鮮初中級学校と下関朝鮮初中級学校が合併し山口朝鮮初中級学校として新たなスタートを切ったことを記念する第1回運動会が5月25日、同校で行われた(写真)。

 4月6日の開校式に続き、県下の同胞が集まる場となった今回の運動会は多くの関心を集め、同胞と生徒、学父母ら約430人が集まった。また、下関市議会の田辺よし子議員も参加した。

 運動会は生徒の競技や同胞らの競技で大いに盛り上がった。

 同校の鄭万石校長は、「これからは山口初中が愛族、愛国、愛校の伝統を受け継いで、山口県の在日朝鮮人運動の未来を担う主人公を育て、同胞たちが集う拠点としての学校にしていきたい」と語った。【山口初中】

●新潟

 「新潟朝鮮初中級学校創立40周年記念同胞学生運動会」が5月25日、同校体育館で行われた。運動会には同胞と学父母、教員、生徒と日本市民ら約100人が参加し、汗を流した。

 開会式であいさつした玄英昭校長は、1世が開拓して2世、3世が守り発展させてきた朝鮮学校で、これからも子どもたちを立派な朝鮮人として育て、同胞社会を守るために努力していくと語った。

 生徒たちの農楽舞(写真)を観覧した同胞らは、民族の伝統と魂を受け継いだ生徒たちのためにも「トンポアイネット拡大21」を積極的に推し進め、同胞民族圏を守っていこうと口をそろえた。

 同校創立40周年記念行事は、9月28日に行われる。【新潟初中】

[朝鮮新報 2008.6.4]