第25回埼玉同胞分会対抗ソフトボール大会 競技と応援で盛り上がる |
在日本朝鮮人埼玉県体育協会が主催する第25回埼玉同胞分会対抗ソフトボール大会が18日、秋ヶ瀬公園ソフトボール場で行われた。 16の分会と学校教員チームの計17チームと総連埼玉県本部の李政晩委員長、埼玉体協の黄雲海会長と「光幸顧問、実行委員会の李湖南委員長と応援に駆けつけた同胞ら約470人が参加した。 大会は1部(8チーム)と2部(9チーム)に分かれて、トーナメントとリーグ戦方式で行われた。1部の決勝では、前回大会で優勝した中部支部浦和東分会と準優勝した南部支部青木分会が対戦。青木分会が5回裏に逆転サヨナラ勝ち(18−17)し、前回の雪辱を果たした。 一方、2部ではAブロックで中部支部大宮東分会、Bブロックで中部支部東北分会、Cブロックで北部支部熊谷分会がそれぞれ優勝した。 熱戦を繰り広げる選手らに、同胞たちは惜しみない声援を送った。打席に立つ父親を応援する子どもたちや、「夫はうまい!」と手をたたきながら喜ぶ女性、その横で「迷珍プレー」に爆笑する女性など会場は歓声と笑い声が絶えなかった。
表彰式では、1部の優勝チームと準優勝チーム、2部の各ブロック優勝チームが表彰されたほか、応援賞と50歳以上の選手が多いチームに奨励賞などが授与された。また、最優秀選手賞と敢闘賞が4人の選手に授与された。 最優秀選手賞を受賞した金恩徳さん(37)は、「同胞たちが集まって試合もしてご飯も食べながら、家族みんなで過ごせて本当に楽しかった。ましてや優勝までできたので、これ以上うれしいことはない。すべての参加者が自然に交流することができ、意義深い大会だった」と感想を述べた。 優勝を惜しくも逃した浦和東分会の監督は、「練習不足だった。若い選手を育てて必ず優勝したい」と決意を新たにした。 参加者らは、「15年くらい大会に参加しているが、いつも同胞がたくさん集まるのでとてもいいことだ。家族ぐるみで交流できる意義のある場だ」「久しぶりに参加したが、世代が替わったというのを実感した。若い世代が運動を受け継いでいる姿を見ることができてうれしい」などと語った。 一方、埼玉朝鮮初中級学校と埼玉朝鮮幼稚園のオモニ会ではこの日、学校と幼稚園運営に貢献しようと売店を出し、商品を完売した。 1976年10月の第1回大会から続いてきた今大会。雨天により中止となった年もあったが、同胞民族圏を拡大する場として埼玉同胞社会の中に定着している。【埼玉支局】 [朝鮮新報 2008.5.28] |