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「尊厳侵害行為に妥協ない」 朝鮮囲碁協会監督が強調

 【平壌発=姜イルク記者】朝鮮囲碁協会のリ・ボンイル監督は、第29回世界アマチュア囲碁選手権大会(5月28〜21日、東京)に朝鮮代表選手が参加できなくなったことと関連し、「わが国の尊厳に触れる行為に対して妥協しない。日本がわれわれに対する敵視感情を捨て、大会で国号を朝鮮民主主義人民共和国と表記するまでは、日本で行われる世界選手権大会に参加できない」と強調した。リ監督の発言要旨は次のとおり。

 朝鮮の囲碁選手団は1991年から毎年行われている世界アマチュア囲碁大会に参加し、優勝経験もある。

 私も現役時代の2004年、国際アマチュアペア選手権大会で1位になった。チョ・テウォン選手は05年の世界囲碁選手権大会で2位に、06年大会で3位になった。

 勝負を競う神聖なスポーツの場を政治的に利用しようとする日本当局の不当な要求により、遺憾にも昨年から朝鮮代表団は選手権大会に参加できなくなった。

 日本当局は、東アジア少年卓球選手権大会(07年8月)、ワールドカップシンクロ競技大会(06年9月)をはじめ、最近日本で開かれた国際スポーツ競技に参加するため入国査証を申請した朝鮮選手たちの要求を拒否するなど、さまざまな障害をつくっている。

 日本で行われる世界選手権大会に参加できないのは残念なことだ。大会での優勝を目標にして練習してきた選手たちの悔しい感情は語り尽せない。

 しかし、われわれは祖国の尊厳に触れるいかなる行為に対しても妥協できない。

 われわれは、日本が朝鮮に対する敵視感情を捨てて、わが国の国号を国際的に公認された朝鮮民主主義人民共和国と表記するまでは、日本で行われる世界選手権大会には参加できない。

[朝鮮新報 2008.5.23]