top_rogo.gif (16396 bytes)

第3回在日本朝鮮人空手道選手権 「国際大会への道筋」

国際大会へのステップとなっている選手権大会(写真は05年の東アジア大会)

 第3回在日本朝鮮人空手道選手権大会が4月27日、兵庫県立総合体育館で行われた。大会は、在日本朝鮮人空手道協会が主催する全国的規模のものとして2年前から始まった。

 06年の第1回大会では、優秀な成績を残した全寿英、姜知衣の2選手が第15回アジア競技大会(06年、カタール・ドーハ)と第8回アジア空手道選手権大会(07年、マレーシア・クアラルンプール)に朝鮮代表として出場するなど、国際舞台へのステップにもなっている。

 3回目を迎えた今大会では、朝鮮代表を目指す08年度の空手道協会強化指定選手を目指し、朝高と朝大空手部、そして一般の在日同胞らが出場し、熱戦を繰り広げた。

 高校男子団体組手では愛知朝鮮中高級学校が、高校女子個人組手では大阪朝鮮高級学校の李卿伊選手が優勝した。

 WKF(世界空手道連盟)のルールで行われた各クラス体重別個人組手では、一般の選手も加わり、熱い試合を繰り広げた。

 第2回大会一般の部で優勝した成瑛基選手(朝大)は、圧倒的な強さを発揮し2連覇を達成。75キロ超級では崔仁雅選手(愛知中高高級部)が一般選手に勝ち優勝した。

 在日同胞の空手選手が国際大会の舞台に上がるようになり6年目を迎えた。今大会は、在日同胞社会での空手熱の盛り上がりを感じさせる大会となった。今後、より多くの一般選手の参加が期待される。

 大会運営委員長を務めた安泰範理事長(拳道会京都支部)は、「第1回、第2回大会を通して国際大会を目指す道筋がしっかりと敷かれ、選手たちは具体的な目標をもって稽古に励むようになり、レベルアップもした。来年の大会には朝鮮の空手代表選手たちを招待し、より大きな大会にしたい」と感想を述べた。【在日本朝鮮人空手道協会】

[朝鮮新報 2008.5.14]