朝鮮は、平和と親善というオリンピックの理念に従って行われる聖火リレーを支持する立場を一貫して表明してきた。

　平壌での行事は、朝鮮オリンピック委員会が「スケジュールどおりにもっとも安全かつ順調に行われるだろう」と予告（４月１２日）したとおりの運びとなった。聖火リレーが行われた国々で妨害行為が相次ぐなか、平壌でのリレー行事はその成功ぶりがいっそう際立った。

　平壌大劇場付近の沿道で声援を送っていたあるイギリス人弁護士は、「平壌での聖火リレーが一番すばらしい。どこの国でも見られない光景だ」と興奮気味に語った。平壌ホテルに長期滞在中の彼は、在日同胞とホテル関係者に流ちょうな朝鮮語で「おめでとう」と声をかけ、行事の成功を祝福していた。

［朝鮮新報 2008.5.7］