東京都議会の高倉良生、大松成の両議員が３月１５日、東京朝鮮中高級学校を訪問し、陸上部生徒らとともに練習した（写真）。

　朝鮮学校の生徒らは１９９４年以降、高体連のほぼすべての競技、種目に参加できるようになった。しかし東京都高体連陸上競技専門部では、都の新人戦など全国大会につながらない大会への正式参加を認めていなかった。

　２００６年６月、同問題解決のため、選手らを代表し日朝友好促進東京都議会議員連盟らに訴えた金瑞瑛選手がその後、高倉議員と手紙をやりとりした縁が、この日の訪問へとつながった（※２００７年度からはすべての試合に参加できるようになり、金選手は昨年６月に行われた東京都第３支部学年別大会で１位、同年９月の新人戦では支部予選を突破し都大会に出場した）。

　現在、陸上部主将を務める金選手は、「協力してくれる人たちのためにも各種競技で活躍できるよう努力し一生懸命練習したい」と決意を述べた。【東京中高陸上部】

［朝鮮新報 2008.4.9］