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〈全国高校選抜大会〉 ラグビー 大阪 初戦敗退、雪辱誓う

 第9回全国高等学校選抜ラグビーフットボール大会が1〜7日、熊谷スポーツ文化公園熊谷ラグビー場(熊谷市)で行われた。大阪朝高ラグビー部(近畿ブロック4位)が参加し、1日に行われた初戦で涙を呑んだ。会場では総連埼玉北部支部・李明光委員長、同支部深谷分会・尹鐘拓分会長、群馬朝鮮初中級学校教員、埼玉の同胞らが見守り試合終了後には温かい拍手を送っていた。

「総体で強い姿見せたい」

「全員ラグビー」が大阪朝高の今年のカラー(写真=文光善記者)

 大阪朝高は強風の中、初戦で札幌山の手高(北海道ブロック代表)と対戦した。試合は、前半10分に先制トライを許す苦しい展開となった。その後も2つのトライを許し、0−19で折り返した。後半、さらに1トライを許したが、36分に敵陣前左スクラムからラックを連取し、後半から交代出場した24番ロックの李将成選手(高3)が左中間に意地のトライを決め5−24とした。しかし、反撃およばず、そのままノーサイドを迎えた。

 「15人全員が走るラグビー」が今年のカラーだと2番プロップの金志龍主将(高3)は話す。「基礎練習の向上が課題。深谷分会をはじめとする同胞の期待に応えられなくて情けない」と振り返った。そして年末の「全国大会」シード権をかけた大阪総体(5月)でAシードを勝ち取り「強い大阪朝高を見せたい」と力強く語った。

 一方、呉英吉監督(40)はノックオン、ラインアウトなどでのミス、チャンスから畳み込む集中力不足、攻撃の連動性の欠如などを敗因としてあげ、基礎とタックルへの課題を克服したいと述べた。

 この日、試合を観戦した埼玉朝鮮初中級学校の李思郷さん(初4)は、「2年前にも(選抜大会を)観たけど、オッパ(お兄さん)たちは風が強い中、一生懸命に走ってがんばっていた」と話していた。(李東浩記者)

[朝鮮新報 2008.4.9]