故郷 −白石− |
私は北関でひとり具合が悪くなり 「三千里文学」2号(1938年4月) (※北関−咸鏡道地方の昔の呼び名 ※莫逆の友―気心がよく通じ合っている友。親友) ペク・ソク(1912〜1995) 平安北道定州生まれ。30年朝鮮日報の新年懸賞文芸に短編小説が当選し、奨学金で日本の青山学院大学英文科に留学。35年に詩「定州城」を朝鮮日報に発表して登壇。36年に唯一の詩集「鹿」を出版。8.15解放後に帰郷。その後、朝鮮作家同盟会員、後進育成に尽力。最近、南でも広く紹介され、朝鮮の土俗的な風景を方言で描いた作品が人気を博す。(選訳・康明淑) [朝鮮新報 2008.12.8] |