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在日同胞の生き様を表現

金愛玲さん 「メイク・アップ」に出演

 演劇を本格的に始めたのは朝大卒業後。劇団「アランサムセ」を中心に、年に3〜4本の作品に出演している。

 役との出会い−その人の気持ちに近づける「疑似体験」「追体験」はとても大切で楽しいことだと話す。また、作品を見た観客が何かを始める、やるきっかけになれた時が一番幸せだという。

 日本の人にもっと朝鮮民族について知ってもらうため−「今は役者というカタチだけど、他のカタチで表現するのもいいと思う」。

 それは現在、十数人の生徒を抱え、マンツーマンでハングルを教えていることにもつながるのだろう。

 「アランサムセ」の舞台に立ち5年目。在日同胞の生き様を表現する同劇団は、金さんにとって「原点、帰る場所」と断言する。

 今月21〜24日に、東京・新宿のタイニイアリスで上演される「メイク・アップ」に出演する。(裕)

[朝鮮新報 2008.11.17]