帰国後の半生を自叙伝に |
黄徳満さん 金日成総合大学生物情報研究室室長 「帰国していなかったら今日の成功はなかった」。最近、自叙伝「道は多くとも」(勤労団体出版社)を執筆した。 東京で生まれ、朝鮮大学校在学中の1989年に「祖国で夢を実現するため」、帰国した。著書には金日成総合大学1学年に編入後の学生時代と博士院時代、研究士そして研究室室長として働いてきた日々がつづられている。 昆布の研究に長年を費やし、ついに朝鮮東海の昆布と茎ワカメから粘質アミノ多糖類の一種であるフコイダンの抽出に成功。現在、国内で普及されている健康食品「フコイダン」を開発した。 「今まで何の心配もなく研究に没頭することができた。自分の夢を実現させることが祖国に貢献する道だと信じてその道を変わらずに歩んで来られたのは本当に幸せな事」だと話す。【平壌支局】 [朝鮮新報 2008.11.10] |