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「楽器愛」を学校に

高徳雄さん 埼玉同胞吹奏楽団指揮者

 埼玉の「オルサ芸術協会」主催の第2回芸術発表会(13日、浦和・プラザイースト)で、埼玉同胞、学生、児童らによる吹奏楽演奏の指揮を務めた。

 埼玉朝鮮幼稚園のバス運転手を務める傍ら、埼玉同胞吹奏楽団の責任者として練習や公演を指揮する。

 「学校で練習し、同胞の前で演奏する。その過程で楽器好きな同胞たちが学校や同胞社会とつながりを持てれば」

 朝鮮大学校師範教育学部音楽科を卒業後、新潟と埼玉で音楽教員を務めた。埼玉初中の校歌や「埼玉同胞の歌」を作曲した。

 県内には教え子も多く、「先生の誘いなら」と楽団に参加する同胞も少なくない。同校卒業生らを中心に団員が増えている。

 「一度でも楽器を楽しんだ人ならまた戻ってくるもの」−そんな「楽器愛」を学校のために活かそうというのが目下の目標だ。(泰)

[朝鮮新報 2008.10.20]