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圧巻の映像美で撮影賞受賞

ソフォクリス・タシオリスさん 映画プロデューサー

 自身がプロデューサーを務めた「アース」が第11回平壌国際映画祭(9月17〜26日)のドキュメンタリー部門で撮影賞を受賞した。地球全体を舞台にさまざまな生き物の姿を最新の技術で捉えた映像美は圧巻の一言。母国のギリシャをはじめ各国で公開され、今祭典でも好評を博した。

 「私は映画プロデューサー。国際映画祭を回るのはビジネス」と言い切る。一方で、「映画本来の魅力を大事にする平壌映画祭の姿勢は共感できる」と語る。

 「地球は人類がいなくても存在するが、われわれは地球なしでは生きられない」。祭典期間中、地球環境保護の重要性を繰り返し訴える姿が印象的だった。

 「動物にはパスポートも政治的主張もない。でも境界線を軽々と越えて生きる姿は美しい」と茶目っ気たっぷりな笑顔を見せた。

 すでに、アイスランドを舞台にした次回作も構想中だという。(相)

[朝鮮新報 2008.10.14]