朝鮮の歌で「本物」に |
全明華さん 金剛山歌劇団歌手 「語りかけるように歌いたい」 金剛山歌劇団の歌手として歌い続けて9年目。朝鮮や日本、ソウルなど数々の舞台で端麗な美声を響かせてきた。 歌に目覚めたのは、中級部1年の時。カヤグム並唱部に入部したことがきっかけだった。朝大卒業後、たっての希望だった同歌劇団に入団。何よりも観客の拍手を励みに、歌の道に精勤する日々を送る。 「在日3世の歌手として、朝鮮の歌を歌える『本物』に近づきたい」と目を輝かす。 今年2月、朝鮮で開かれた「2.16芸術賞」個人コンクールの声楽部門で1位なしの2位を受賞。 10月3日には、東京・練馬の練馬文化センターで同コンクール舞踊部門で3位を受賞した同歌劇団の舞踊手・李美姈さんと「2.16芸術賞入賞記念」と銘打つ舞台に立つ予定。(裕) [朝鮮新報 2008.9.16] |