大阪府商工会結成60周年記念 金剛山歌劇団特別公演 |
伝統継いでさらなる飛躍を
在日本朝鮮大阪府商工会結成60周年記念金剛山歌劇団特別公演が7月22日、グランキューブ大阪で行われ、昼と夜の公演を約5000人の同胞と日本市民らが観覧した。 公演第1部は、結成から現在に至る府商工会の60年の歩みを語りと歌、舞踊、スライドなどで振り返る内容で構成され、観覧した同胞、市民らに感動を与えた。とくに、府下朝鮮学校の舞踊部に所属する初級部6年生が出演した舞踊「たのしい通学路」と商工会職員や学校教員らによる2重唱「子どもたちよ、これがウリハッキョだ」は惜しみない拍手喝采を浴びた。 第1部の最後を飾ったのは、この日の公演のために府商工会が中心となり、厳しい情勢の中でも代を継いで守ってきた商工会をこれからもよりいっそう発展させるという決意を込めて制作した歌「輝かさん! わが商工会」の出演者全員による合唱だった。 第2部では、舞踊「名勝の国」「大河」と歌「トンヘの月夜」、民謡メドレーなどが披露され、「農楽舞」で幕を閉じた。 記念行事実行委員会副委員長で金剛山歌劇団特別公演分科会長の文萬一・府商工会副会長は、「公演の内容が府商工会の60年の歴史を振り返るものだったので、私たちも準備で忙しかったが、歌劇団もとてもがんばってくれた。今日の公演には同胞はもちろん、日本人士も多く来てくれた。その人たちにいい公演を見せることができ、満足している」と語った。 大阪府商工会では結成60周年を迎えるにあたり、昨年実行委員会を立ち上げその中に各記念行事分科を設けて準備を進めてきた。さる4月16日には記念行事の第1弾としてゴルフコンペを行い、今回の公演は2つ目の記念行事となる。 府商工会では、9月20日に結成60周年記念式典と祝賀宴を、10月中旬に海外経済視察などを行う予定だ。(松) [朝鮮新報 2008.8.1] |