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原点を見つめ直す

李等喜さん 福岡朝鮮初級学校オモニ会会長

 福岡初級に四女(初6)と長男(初1)を送る一男四女の母。昨年、長女が出産、47歳にして「ハルモニ」になった。これまで何度も会長を務めたが、今回は「原点を見つめ直す」ことを強く心掛けている。

 同校オモニ会は給食や学校美化活動など「子どものためにできること」をこつこつ行ってきた。4月には図書館の改装を手がけ、本棚や机、椅子を新調した。こうした過程で、母親たちは互いに悩みを共有し学び成長していくという。「子育ては親育てでもある」。

 「大人がもっと学校に足を運び盛り上げていければ…。その姿を見て子どもたちも育っていく」

 同校の1期生。学校を建てた当時の同胞たちの熱い思いを記憶する。だからこそ、「朝鮮人であること、組織があるから学校があり同胞社会があること」−そうした原点に立ち戻ることが大切だと語る。(泰)

[朝鮮新報 2008.6.23]