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いま再び −朴ノヘ−

 希望に満ちた人は
 その人自身が希望だ

 道を探す人は
 その人自身が新しい道だ

 素晴らしい人は
 その人自身がすでに素晴らしい世界だ

 人間の中に在る
 人間から始まる

 いま再び
 人間だけが希望だ

詩集「人間だけが希望だ」(1997)

 パク・ノヘ

 1957年全羅南道咸平郡生まれ。15歳で働きながらソウルの善隣商業高等学校夜間部に学び、社会のどん底で喘ぐ人々に出会う。84年に詩集「労働の夜明け」を出版しベストセラーに。「顔のない詩人」として地下活動を続ける。91年拘束され八年の獄中生活を送る。現在「ナヌム文化研究所」を設立し、平和教育やイラクの子どもらへの援助などを行っている。(選訳・康明淑)

[朝鮮新報 2008.4.28]