「九州に来たら連絡を」 |
申徹夫さん ボクシング選抜大会で声援 先月末、熊本市で開かれた全国高校ボクシング選抜大会に大分県別府市から駆けつけ、朝高生らに声援を送った。 日本の高校を卒業し朝鮮大学校工学部(当時)に編入生として入学。「100日間運動」を無事終えた夏、ボクシング部に入部、そこで熱い4年間を過ごした。卒業後は北九州朝鮮初中級学校(当時)で教べんをとった。 在学中に部で出会った先輩、金忠弘さん(当時主将)は今大会フェザー級ベスト8となった大阪朝高・金成龍選手のアボジ。「ソンベ(先輩)変わらないですねー」「いやー変わったよー」。会場では20数年ぶりの再会に花が咲いた。 朝大編入班のため、在日同胞の知り合いが少なかった。「今は同胞のトンム(友)、知り合いがたくさんいる。20年ぶりに会っても『ソンベ』と言って一杯飲める。人間のつながりは素晴らしい」。 全国の朝大同窓生に伝えたいことがあるという。 「九州にきたら連絡してほしい」 義理人情の厚い人柄がにじみ出ていた。(東) [朝鮮新報 2008.3.31] |