アリラン、情緒的で美しい |
グレン・ディクテロウさん NYフィル バイオリニスト 米国の有名オーケストラ、ニューヨーク・フィルハーモニックのコンサートマスターとして、同フィルで演奏面における中心的役割を担う。2月26日の平壌公演では、アンコールの最後に朝鮮民謡「アリラン」を披露した。 「北と南のコリアンにとって特別な音楽だと聞いている。曲にこめられた深い意味をすべてはわからないが、とても情緒的で美しいメロディー」と、初演奏の感想を話す。 「音楽は人の感情や志向、ハートを表現する手段。決して機械的なものじゃない」。現地で音大生を熱心に指導し、国立交響楽団と協演する姿に、音楽に対する愛がにじむ。 「一回来て終わるのではなく、今後このような交流を活発にしていきたい。音楽が米朝両国の関係改善に向けた道につながれば」とまっすぐに前を見つめる瞳で訴えた。(陽) [朝鮮新報 2008.3.10] |