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急成長支える経営手腕

シン・ナムチョルさん 「栄光家具」社長

 朝鮮国内で急成長を続ける家具会社を率いる47歳。1993年の会社設立と同時に入社、ほどなくして社長に抜擢された。当時32歳の若さだった。従業員7人からのスタートだったが、持ち前のバイタリティで突き進んだ。今では、東平壌大劇場や金策工大電子図書館など国の主だった施設に品物を卸すまでになった。現地の各国大使館からの注文も増えている。

 「時は金なり」が口癖。仕事では効率性と透明性を徹底的に重視する。社長室を置かず経営陣が同じ部屋で仕事するのもこだわりの一つ。現場の声に常に耳を傾け、大胆な意見も積極的に取り入れることで、同社製品を国内のスタンダードの地位に押し上げた。

 現在は国内需要向けの生産に集中しているが、次の目標は海外市場進出だと語る。「2012年をめどに実現させたい。その力は十分ある」。(陽)

[朝鮮新報 2008.3.3]