同胞同士の介護を |
李鮮華さん 介護福祉士 昨年の4月から、東京都足立区にある介護老人保健施設「むくげのいえ」に勤めている。 幼い頃、共働きだった両親に代わり、いつも祖母が兄妹の面倒を見てくれていたこともあり、もともと介護に興味があったという。 施設では入浴、排泄、食事など一人ひとりに合った対応が必要。一生懸命ケアをしても、思いが通じずとまどうこともあるが、そんな時こそ専門知識を活かし、相手の症状を理解し接するよう心がけている。 励みは、「ありがとう」の一言。そして何よりも、朝大で同期に資格を得て、各地の同胞介護施設で働く5人の活躍だという。 「とくに苦労の多かった1世たちが、最後まで朝鮮人としての尊厳を持って生きていけるよう手助けをしたい。できれば、同胞は同胞が介護するのが一番だと思う」。スキル磨きに余念がない。(裕) [朝鮮新報 2008.1.28] |