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〈論調〉 力の政策放棄 信頼の構築を

 こんにち、世界的に軍事支出が大幅に増え、兵器の生産と輸出が増大している主な要因は、米国の武力増強、侵略戦争策動の強化にある。

 力の政策と平和は両立しない。朝鮮半島とアジアの平和と安全が維持され、強固になるためには、この地域で力の政策に終止符を打つべきである。

 米国は南朝鮮に新たな機動攻撃武力を展開する一方、日本に初めて原子力空母を固定配備し、グアム島に戦略攻撃武力を増強している。これは、6者会談の合意事項に反する米国の対朝鮮軍事的対決立場の発露であり、新たな朝鮮戦争準備策動である。米国は、わが国との関係で軍事的な力をより重視しながら両面作戦を用いている。

 このような手法は問題をいっそう複雑にするだけである。米国の軍事的強権政策はわれわれに通じない。

 朝米関係では信頼構築が基本である。こんにちの環境はそれをさらに切実に要求している。

 米国は対朝鮮軍事的圧殺策動を放棄して朝米間の信頼構築に取りかかるべきである。(労働新聞20日付論評)

[朝鮮新報 2008.10.24]