米国は「対話」のベールを被って北侵戦争の刀を鋭く研いでいる。

　米軍は、南朝鮮軍を弾よけ、戦争手下として押し立てて裏では漁夫の利を得ようとしている。

　米帝のこのような下心は、彼らが「戦力水準向上」をうんぬんして南朝鮮に米国産先端兵器を大量販売しようとしているところにも如実に表れている。

　最近、米国は天候に関係なく上空２万�bで飛行し、直径３０センチの小さな物体までも識別できるレーダーを含む高性能センサーが設置されているグローバル・ホーク最新無人高空偵察機を南朝鮮に販売することにした。

　米国は、南朝鮮の米国産兵器購買地位をNATO（北大西洋条約機構）の水準に引き上げて南朝鮮軍の戦争遂行能力をいっそう高めようとしている。

　米好戦勢力の無分別な軍事的騒動は、わが国を武力で圧殺、支配しようとする米国の侵略野望には少しの変化もないことをそのまま示している。

　現実は、わが国が米国の対朝鮮圧殺策動に対処して戦争抑止力を強化してきたことがいかに正当であったのかを再度明白に実証している。

　自主権はわが人民の生命であり、米国の新たな戦争挑発策動に対応して戦争抑止力を強固にすることはわが国の自衛権行使であり、正当防衛措置である。

　朝鮮半島で今まで戦争が防止され、平和が維持されてきたのも、われわれが先軍の旗じるしのもとに自衛的国防力を強化してきたからである。

　先軍にわが国の自主権と平和守護の保証がある。

　実生活の体験を通じてこのことを確信しているわれわれは、米好戦勢力が対朝鮮圧殺政策を引き続き強行するかぎり、戦争抑止力をいっそう強化していくであろう。

　米好戦勢力は情勢を爆発へと追いやる妄動を中止すべきである。（労働新聞１６日付論評）

［朝鮮新報 2008.9.19］