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〈論調〉 米国の敵視続けば戦争抑止力強化へ

 最近、米国防総省は、「国防戦略報告」でわが国をまたしても「国際秩序を脅かすならず者国家」と公然と名指しで攻撃した。

 朝鮮に対する耐え難い冒とくであり、対話に対する背信行為である。

 現在、朝鮮半島核問題解決と朝米関係改善のための多岐にわたる接触と対話が行われ、一連の前進が遂げられている。現時点では朝米が互いに相手を尊重し、信頼を図ることが切実に必要である。

 わが国は最大の自制力を有し、平和的立場で朝鮮半島核問題解決と朝米関係改善のため誠意ある努力を尽くしている。米国の対朝鮮敵視政策が続くかぎり、わが国はそれに対処して戦争抑止力をいっそう強化していくであろう。

 米国防総省が作成した「国防戦略報告」は国防総省内部の問題ではなく、現米政府の政策を反映したものであるとわれわれは見ている。表では「対話」を標ぼうしながらも裏ではわれわれを軍事的に圧殺するために刀を研ぐ米国の二重の態度は、われわれに高度の警戒心をもってして戦争抑止力を最大限に強化せざるをえなくしている。(労働新聞12日付論評)

[朝鮮新報 2008.8.20]