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〈論調〉 本心を露にした米保守強硬勢力

 朝鮮半島非核化プロセスの進展に腹わたが煮えくり返える思いをした米保守強硬勢力が、本心をむき出しにしている。

 すでに彼らの口から「朝米協議をすべきでない」との言葉まで平然と飛び出している。

 これは、核問題と朝米関係を以前の極端な対決状態に逆戻りさせようとするもので、極めて無謀かつ危険な企図であると言わざるをえない。

 会談が進展して何らかの結果がもたらされる時には決まって彼らの発作が起こるのである。会談のプロセスを少しでも知る者であれば、誰もが知るところである。

 朝鮮半島非核化に対する妨害は、国際社会の総意に対する許しがたい挑戦である。

 6者会談を害することは、即ち米国を含むすべての関係国の利益を害するものであり、アジア太平洋地域と国際社会における米国の境遇をいっそう困難なものにする結果をもたらすだけである。

 明白なのは、6者会談と国際政治の流れが米保守勢力の意図とは正反対になっていることである。

 現実感覚もなく、歴史の外でさ迷う人びとにもたらされるものは苦い破滅だけである。(7日発朝鮮中央通信)

[朝鮮新報 2008.6.11]