金剛山で北南言論人会議 記事交流、連帯活動に合意 |
6.15共同宣言実践北側委員会の言論分科委員会と南側委員会の言論本部は8〜9の両日、金剛山で「6.15共同宣言実践と10.4宣言実践のための北南言論人代表者会議」を行い、「多様な形態の記事交流」を行うことに合意した。 8日に行われた代表者会議では、北側と南側の代表演説に続き各3人が討論を行い、その後、共同決議文が採択された。
代表演説を行った北側のチョ・チュンハン副委員長は「北と南の言論は時代の障害物になるのではなく、民族の自主統一運動を先導する時代の旗手になるべきだ」と述べながら、「外部勢力の干渉を絶対に容認せず、統一愛国のペンでこれを阻止しよう」と訴えた。 南側のチョン・イリョン共同常任代表は「一部の反北、反民族、親米勢力の策動を巻き返して平和と繁栄の道に賛同させることに言論人の役目がある」と述べ、「常時、意思疎通ができる窓口を設けよう」と呼びかけた。 続いて討論を行った北側のホン・ドンソン民主朝鮮主筆は「言論人たちは、民族の胸に平和の主人はわが民族自身だという精神を訴えるべき」だと指摘しながら、「あらゆる民族対決策動の不当性を暴き、外部勢力との『関係優先』『戦争共助』などの売国策動を阻止しなければならない」と主張した。 南側のリ・チェフン文化放送プロデューサーは、これまで行われた放送による交流を概括し「李明博政権の発足が南北の放送部門交流の逆風になることは明らか」だとしながら、言論活動を通じて和解、団結、協力、交流を強化することが必要だと述べた。 会議で採択された共同決議文は、第一に「われわれは、6.15共同宣言と10.4宣言の基本精神である『わが民族同士』を旗印にして統一言論活動を力強く進めていく」と明記し、「民族優先、民族第一の精神が脈うつ記事を書き、映像を編集し、わが民族が住むすべての場所で自主と尊厳、民族重視の熱い風が吹くよう」活動していくと指摘した。 そして、「内外の反統一勢力の民族対決と戦争威嚇に反対し、民族の安寧と国の平和を守るうえで先頭に立つ」と述べ、「とくに一部勢力の民族対決策動を庇護し、同族間に不信と対決を助長する偏った報道、謀略報道、わい曲や中傷策動に反対していく」と明らかにした。 決議文は最後に「われわれは平和と統一を願う内外の言論人、各階層との連帯と団結を強化していく」としながら、「6.15時代の統一言論組織として多様な形態の記事交流と連帯活動を通じて6.15統一時代を先頭に立って導いていく」と強調した。 行事では、代表者会議のほか、共同晩さん会(7日)や三日浦散策(8日)も行われた。 今回の行事は李明博政権発足後、4月27、28日に開催された北南青年学生団体代表者会議に続くもの。今後、北南農民団体代表者会議(5月10〜14日、平壌)、全国民主労働組合総連盟金属労組代表団の平壌訪問(5月10〜14日)、北南女性代表者会議(5月14〜16日、金剛山)などが行われる予定だ。 [朝鮮新報 2008.5.14] |