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〈論調〉 対朝鮮「制裁」延長 前政権外交を踏襲

 今回、日本政府が朝鮮の核申告問題と拉致問題解決の進展いかんにかこつけて対朝鮮「制裁」延長措置を講じ、安倍前政権の「価値観外交」を踏襲することにしたのは、民心を引きつけて日増しに危うくなる自らの政治的余命を長らえようとする断末魔のあがきである。

 福田政権が安倍の「価値観外交」を引き続き推し進めるというのは、彼の侵略的で反動的な政策をそのまま受け継ぐということである。福田政権が安倍前政権の悲惨な末路から教訓をくみ取らず、安倍の「価値観外交」を推進すれば、前政権の悲劇的な轍を踏みかねない。

 朝鮮は今まで日本の「制裁」策動が続くなかで生きてきた。朝鮮は、日本の対朝鮮「制裁」によって弱くなったのではなく、いっそう強くなった。日本反動層が対朝鮮「制裁」だの何のと騒ぎ立てているが、それによって世界の面前で恥をかき、孤立しているのは彼ら自身である。現日本執権層が時代の流れと民心の要求に逆らい、すでに見捨てられた安倍の政策をそのまま踏襲するなら、自滅しかもたらされない。現日本当局は現実を冷徹に見て、正しい行動を取るほうが良かろう。(労働新聞19日付論評)

[朝鮮新報 2008.4.25]