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大阪の市民団体 福田首相あてに要望書

「制裁」解除と国交正常化交渉再開求め

 「日朝国交正常化の早期実現を求める市民連帯・大阪」は9日、福田首相あてに要望書を送り、朝鮮に対する経済「制裁」の解除と国交正常化交渉の再開を求めた。要望書は、日本政府が意図的に極大化させた「拉致問題」のために、正常化交渉は停滞したばかりか「制裁」のために展望すら見えなくなったと指摘。「万景峰92」号の入港禁止措置は在日朝鮮人の祖国訪問や修学旅行の機会を奪っただけだと強調した。

 そのうえで、日本政府の取るべき道は東アジアの平和をいかに作り出すかにかかっているとしながら、@「制裁」措置をただちに中止、A総連と在日朝鮮人への弾圧をしないこと、B「万景峰92」号の入港禁止措置をやめること、C日朝平壌宣言を履行して国交正常化を早期に実施すること、D歴史を直視し過去の清算のために努力すること、E朝鮮半島の統一に向け対話と信頼醸成の努力をすること、などを強く求めた。【大阪支局】

[朝鮮新報 2008.4.14]