軍事会談北側団長が通告 「軍事境界線通行を制限、遮断」 |
北南将官級軍事会談北側代表団団長は12日、軍部をはじめとする南朝鮮当局が口では6.15共同宣言とその実践綱領である10.4宣言への「尊重」とその履行のための「対話再開」について騒ぎ立てながら、実践の行動では反北対決騒動に血道をあげていることと関連し南朝鮮軍部に通知文を送った。 北側代表団団長は、南朝鮮軍部にすでに警告したとおり、北側軍隊の実際の重大措置が断行されるということを次のように正式通告した。 ■ 歴史的な両宣言に対する南朝鮮当局の旧態依然とした立場と態度が最終的に確認された。 今、こうした立場と態度は、宣言に基づくすべての北南合意を露骨に破棄する厳重な行為となっている。 とくに、北側の度重なる警告にもかかわらず、軍部をはじめとする南朝鮮当局の反北対決騒動は危険水位を越えている。 これに関連して委任により、12月1日から一次的に軍事境界線を通じたすべての陸路通行を厳しく制限、遮断するわが軍隊の実際の重大措置が断行されるということを正式に通告する。 南朝鮮当局は、現北南関係が全面遮断という重大な岐路に立たされているということを忘れてはならない。(朝鮮通信) ◇ 【注】北側は南側の対決姿勢に対する対応措置をとることを予告してきた。 労働新聞10月16日付の論評員の記事は度重なる警告にも関わらず、南側が反北対決の道に引き続き進むなら、「やむをえず北南関係の全面遮断を含む重大決断を下さざるをえなくなる」との立場を明らかにした。 また北南軍事会談北側代表団のスポークスマンは10月28日、南朝鮮当局のビラ散布行為と謀略世論戦が続く場合、北側軍隊の実践行動が伴うと警告した。 しかし、軍部はじめ南側当局は合意に違反する行為を継続し反北対決騒動を繰りかえした。 今回、北側は12月1日からの措置を「一次的」だとしている。南側の態度に変化がない場合、追加措置をとる可能性を示唆している。 [朝鮮新報 2008.11.14] |