〈第4回平壌秋季国際商品展〉 「朝鮮は魅力ある事業対象」 |
高まる欧州企業の関心 【平壌発=鄭茂憲記者】朝鮮国内と15の国と地域から150以上の企業が参加し、第4回平壌秋季国際商品展覧会が9月22〜25日に3大革命展示館で行われた。会場には、工作機械、電気・電子設備、石油化学製品、医薬品、日用品、食品などが展示された。
開幕式で演説した主催団体のキム・ムンジョン朝鮮国際展覧社社長は、「朝鮮と経済的な利害関係を持つ各社の投資環境と取引条件を改善し、相互の緊密な経済協力を保障するうえで展覧会は大きな役割を果たしている」と指摘した。 今回の展覧会には国内の40余社以外に中国、ロシア、デンマーク、ドイツ、スウェーデン、シンガポール、オーストラリア、オーストリア、英国、イタリア、インドネシア、キューバ、ポーランド、中国台北などから111社が参加した。 そのうち欧州からは23社が参加した。第1回目の展覧会は10社に満たなかった。展覧会に参加する欧州企業の数が年々増加していることがわかる。 この点について、朝鮮と欧州の企業間を結ぶ欧州企業協会のナイジェル・カウィ会長(Nigel Cowie、テドン信用銀行総裁、Phoenix Commercial Venture Ltd.社長)は、「われわれの着実な活動の結果」だと強調する。 同協会は、展覧会を通じて築いた朝鮮側との協調関係の経験を一般化し、欧州企業の朝鮮投資と事業展開を促しており、今後は50社の欧州企業を平壌に誘致するのが目標だという。
朝鮮が外国企業と取引する目的の一つは、その機会を通して国内経済の技術刷新を推進する点にある。2005年から行われている秋季国際商品展覧会は、今年で11回目を迎えた平壌春季商品展覧会(今年は5月12〜15日)とともにその格好の舞台となっている。 今展覧会に参加したデンマークのインスパイアード社(Inspired CompanyLtd.)のミシェル・グロード-アンデルセン部長(Michael Grodt-Andersen)は、「朝鮮の企業は、魅力ある事業対象だ。今回、朝鮮の4社と契約を結ぶ予定だ」と明らかにした。 また、被服製品の質の高さについて強調しながら、「国内の原料を基に製品を製造しており、今後の経済発展の可能性を伺える。朝鮮には貿易取引のチャンスが多い」と述べた。 [朝鮮新報 2008.9.29] |