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春白菜の収穫盛ん 昨年比1.5倍

 朝鮮各地の農場で春白菜の収穫が盛んに行われている。

 朝鮮では古くから春播き白菜でキムチや汁ものを作って食べることから、食生活で春野菜は重要な位置を占めている。冬に漬けて食べるキムチと違い、春キムチは季節的な関係でキムチが熟す期間が短いのが特徴だ。朝鮮の人々が古くから醤で味付けして作って食べた春白菜汁もその香ばしい味から春の定番食だ。

 平壌市万景台区域のチルゴル農場でも田植えと同時に春白菜収穫に力を入れている。

 同農場のチョ・イルスン管理委員長(53)によると、農場では万景台区域をはじめ3区域の野菜供給を担当している。現在、農場は野菜を積むトラックでにぎわっている。同農場では今年3月、新品種の春白菜を植えた。

 今春は例年に比べて気温が低く、白菜の栽培に不利な気候であったが、大きな支障なくヘクタールあたりの収穫高は昨年に比べ1.5倍となったという。春白菜は収穫されると、市内の野菜商店を通じて市民へ供給される。【平壌支局】

[朝鮮新報 2008.6.4]