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4.3蜂起60周年で談話 祖国戦線スポークスマン

 祖国統一民主主義戦線(祖国戦線)のスポークスマンは2日、南朝鮮済州島の4.3蜂起60周年に際し、要旨次のような談話を発表した。

 済州島人民の4.3蜂起は、南朝鮮に対する米国の植民地従属化政策と民族分裂策動に反対し、祖国の統一・独立を達成するための大衆的な反米武装抗争であった。

 4.3蜂起は外部勢力の支配と干渉を排撃し、自主的な民族主体の力で国の統一・独立を遂げようとする南朝鮮人民の不屈の意志と気概を誇示し、米帝国主義の南朝鮮に対する植民地支配と民族分裂策動に甚大な打撃を加えた。

 しかし、蜂起者たちの切々たる念願は60年が経ったこんにちまで実現されていない。

 米国はこんにちも南朝鮮を軍事的に占領し、支配者、治外法権的存在として振る舞って南朝鮮人民に耐えがたい不幸と苦痛を被らせ、北侵戦争挑発策動によって朝鮮半島の平和と安定、統一に重大な障害をきたしている。

 南朝鮮の現保守執権勢力は、済州島4.3蜂起に対して「反乱」だと冒とくする一方、米国の対朝鮮敵視策動に積極的に追従して自主と統一、平和・繁栄へ進む大勢の流れに挑戦し、北南関係を対決と破局へ追い込んでいる。

 6.15共同宣言の旗じるしを高く掲げて和解と団結、平和・繁栄の道に進むのか、でなければ不信と反目、対決の時代に逆戻りするのかというこんにちの情勢は、南朝鮮人民が自主統一時代の新たな局面を開くためのたたかいに果敢に立ち上がることを切実に求めている。

 南朝鮮の各階層の人びとは、済州島4.3蜂起者の闘志、精神で自主統一と平和・繁栄をめざすたたかいにこぞって決起することにより蜂起者の念願を一日も早く実現すべきである。(朝鮮通信)

[朝鮮新報 2008.4.9]